お誕生日(大人向け)
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エミちゃんに 贈る
世界でたった1冊の絵本
エミ、いつもありがとう。
感謝の気持ちをあなたへ。
2016年5月28日
あつし より
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エミちゃんへ
これまでのありがとうを込めて
ありがとうのほん
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今日は何の日?
ある人にとっては
普段と変わらないありふれた一日であり
ある人にとっては
生涯忘れられない特別な日かもしれません。
エミちゃんにとっては
どうですか?
流れゆく時間の中から
今日という日に寄せて、
エミちゃんに伝えたい事があると
扉の向こうで待っている方々がいるようです。
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まず最初は、
遠い昔のエミちゃんがまだ
今よりずっと小さな頃に履いていたくつ。
いつしかサイズが合わなくなって
捨てられてしまったけど
こんなにボロボロになるまで
たくさん履いてくれて
色んなところへ連れて行ってもらえて
嬉しかったのです。ありがとうね。
エミちゃん足は
あの頃に比べるとずいぶん大きくなりましたね!
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お次はエミちゃんが
赤ちゃんの頃に使っていたものたち。
エミちゃんは憶えてる?
あまいミルクの香り。
ふわふわの肌触り。
聞こえてくるのは不思議な音。
コロコロコロリ、カラカラカラ。
エミちゃんが泣いているとき
そして、笑っているとき
いつも一緒にいたのです。
共に過ごした日々に、ありがとう。
もう25歳だなんて
時が経つのはあっという間ですね。
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お次は使いかけのクレヨンや絵の具たち。
エミちゃんがまだ幼かった頃、
どんな絵を描いたか憶えていますか?
一番使った色は、何色?
失敗を恐れず、無心で描いていたよね。
思いっきり使ってくれて、ありがとう。
今はどうですか?
今でも心のままに自分を表現していますか?
他人と自分を比べて、落ち込んだりしていませんか?
そんな時はまた、あの頃を思い出してみてね。
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いつかどこかで出会った
小さな可愛い生き物たち。
言葉は無くても伝わった。
優しく目を合わせてくれたこと
可愛いと思ってくれたこと
それだけで幸せ。
ありがとう、エミちゃん。
どこかでまた会えるかな。
会えるといいね。
その時がくるのを楽しみにしているよ。
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そしてさらに小さな生き物たち。
小さすぎて見えなくて
踏まれそうになったこともあるけど
どんなに小さくても一生懸命生きているよ。
嫌いかな?
でももしかしたらいつかは
好きになってもらえるかな?
まずはエミちゃんに
知ってもらえたことに、ありがとう。
また、見つけてね。
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彩り豊か穫れたて新鮮、
美味しそうな食べ物たち。
太陽の光を浴び、海と大地に抱かれ
エネルギーに満ち溢れています。
宝石の様に輝いています。
栄養を豊富に蓄えた大自然からの贈り物。
エミちゃんがいつも
美味しそうに食べてくれて
元気になってくれること
それが嬉しいのです。ありがとう。
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福岡県八女市、
それはエミちゃんと
ご縁のある土地。
人に個性がある様に土地にも個性がある。
福岡県八女市は好きですか?
エミちゃんがこの土地に
住むことによって
福岡県八女市を元気にしています。
住んでくれて、ありがとう。
なかなか良いところでしょう?
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空気、それは目には見えない。
目には見えないそのままの姿で
エミちゃんが動き回っているときも
眠っているときも
そばにぴたりと寄り添っている。
寄せては返す波の様なリズムで
体内へと吸い込まれるたび
繊細な会話をしているよ。
エミちゃんの呼吸に、ありがとう。
新鮮な自然の良い香りを乗せて
いつものエミちゃんの元へ
綺麗な空気を届けられます様に。
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地球、それはいつも私達の足元で
静かに、時に激しく息づいている。
太陽系に浮かぶ三番目の星。
エミちゃんはこの広い地球の上で
これまでどんな場所へ行き
何を見て、何を感じ
どんな想いを抱いてきたのだろう。
この地球に生まれてきてくれて
ありがとう。
これからも冒険を楽しんでね。
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空にぽつんと浮かぶ太陽と月。
昼と夜の世界を照らし続ける姿は
まるで父と母の様。
時々見上げてしまうのはなぜだろう?
エミちゃんが彼らを見上げる時
彼らもまた、エミちゃんを見つめている。
あなたの眼差しが嬉しいのだ。
見上げてくれて、ありがとう。
寒さに凍えない様に
暗い夜道に迷わない様に
いつもエミちゃんを
見守っているよ。
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宇宙、それはただ静かにひっそりと在る。
永遠に続く暗闇の中に煌めく星たち。
銀河、星雲、ブラックホール。
なぜ宇宙は存在するのだろう。
創造主の実験場?それとも一つの生命体?
ただ確かな事、
それはエミちゃんは今
宇宙を構成している一つの輝き。
エミちゃんが存在していることで
宇宙は成り立っているのだ。
エミちゃん、
存在してくれて、ありがとう。
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エミちゃんの体を構成する細胞。
それはミクロの世界。小さな宇宙。
毎日どこかで生まれ
毎日どこかで役目を終えている。
めぐりめぐる集合体。
エミちゃんさくらちゃんが生きている。
ただそれだけで細胞たちは巡っている。
だから、ありがとう。
エミちゃんが取り込む栄養と
にっこり笑顔の幸福感で
細胞たちはますます元気に働けるんだ。
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目を閉じると心の中に浮かんでくる
優しくて暖かい光。
それはエミちゃんという
存在を通して体験したかった。
楽しさ、嬉しさ、辛さ、悲しみ、怒り、
感じられる限りのたくさんの感情を
エミちゃんでしか味わえない
オリジナルな体験を。
それが光にとっての喜び。
エミちゃんという体験に
ありがとう。
光はいつも
エミちゃんを愛しているよ。
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他の人には感心がいつかどこかで見かけた人達。
みんなの姿も…。
世の中には星の数ほど人がいる。
これだけ沢山の人がいるのに
同じ人は一人もいない。
エミちゃんと同じ人も
もちろんいない。
みんな少しずつ違う色を持っていて
それぞれの色が輝く時
世界はカラフルに彩られる。
エミちゃんがエミちゃんで
いてくれて、ありがとう。
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最後に。
親愛なるエミちゃん。
あなたがいてくれたから
この絵本が生まれました。
ありがとうの気持ちを込めて
これを贈ります。
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裏表紙