この冬、4人の方とのお別れがありました。

1人は、私よりもずっと年上のお姉さんのような友人、くまちゃん。
一緒に飲んだり、食べたり、お住まいに泊めていただいたこともありました。
宝塚の男優さんみたいにスラッとかっこよかった。
八女にも遊びに来てくれましたね。
そして、私が独身時代に会社勤めをしていた時の直属の上司、池部部長(当時)。
豪快で人情味溢れる上司でした。
当時、先輩社員から聞いた話がありました。
上への伺い書を提出する際、部長は納得のいかない伺い書には承認印を上下逆さまに押すんだよ、という…
それで私は、書類が戻ってくると、いつも部長の印鑑の向きをドキドキしながら確認したものでした。
主人との結婚式にも御出席いただきました。
もう一人のお別れは、
「ハッピーデイズイングリッシュハウス」(ダブルレインボーと並行して運営)の生徒のおじいちゃま。
毎週、お孫さんのリュウヤくんの送り、お迎えをされていました。
リュウヤくんが入会された時、すでに在籍しているお姉ちゃんのことと併せて、
「下の子は、上の子と違って(お姉ちゃんはしっかりタイプ)あんな調子ですもん。
どうぞよろしくお願いいたします。」
と、教室の玄関で丁寧にご挨拶をいただいたのが、ついこの前のことのように思い出されます。
そして、33歳という若さで白血病で旅立った尚江ちゃん。
高校生の時から知っていて、うちのお店にもお友達を連れて来てくれたね。
葬儀の時、尚江ちゃんのお父様が、
「皆さん、健康に気を付けて、どうか尚江の分まで生きてください。」
そう言われた言葉を胸に刻んで、私もがんばらなくてはと思います。

昨日は、亡くなったお姉さんのような友人「くまちゃんと飲むかい?(会)」がありました。
くまちゃんのご家族、友人、仲間がたくさん集まって、泣いて、笑って、飲んで、食べて、くまちゃんのことを思い出しました。
参加者の中に、直木賞作家の葉室麟先生もいらっしゃいました。
葉室先生が、人が生きることについて、こうおっしゃいました。
人が生きるということは、
人と知り合うこと。
人は、
人と知り合うために生きている。
とても心を打つ言葉でした。
人は人と知り合うから、
その人が亡くなくなられた時に、
その方の声、言葉、共にした時間を思い出して、
恋しく思うのですね。
下は、「くまちゃんと飲むかい?(会)」のひとコマ。
生前のくまちゃんの映像に合わせて、音楽のセッション。
また、会いましょう。
