岩手県陸前高田市で、10日、犠牲者の数と同じ1900枚(陸前高田市、大船渡市、住田町の犠牲者数)の連凧があげられたというニュースに、たくさんの想いがこみ上げました。
娘(現在は高2)が小学校を卒業する前、子どもたちが学校で作った連凧をクラス全員分つなげて、校庭で凧上げをした時のことを思い出しました。
その壮大かつ雄大な姿にとても感動しました。
その時、凧上げを指導された先生が言われた言葉が胸に響きました。
「ひとつひとつの凧は右に左に動こうとするけれど、連凧のぴんと張った1本の強くて長い糸が、それぞれをぎゅっと一つに束ねて方向を導いているのです。
これから中学生になり思春期に入る子どもたちは、様々なことで右に左に迷ったりするすることもあるでしょう。でも、強い意志があれば、大きくそれたりはしないものです。家族や学校も一つの凧だけが違う方向へ行ってしまったりしないように、見守ってあげましょう」
というようなものでした。
未曾有の震災から2年が経ちました。
毎朝、娘を駅まで車で送る時にラジオを聴いています。その中で、震災で被災された方が、1日1人ずつ登場して、その当時の想いと今の状況を語る、というコーナーがあります。
毎回、本当に胸がいっぱいになります。時には、運転しながら涙が止まらなくなることもあります。
想像を超えたつらい経験をされた方々が、「復興」という強い意志の糸に支えられて、少しずつでいいから、進む方向を導き出されることができたら、と連凧の力強い姿にそう思わずにはいられませんでした。
まだまだ解決されていない問題が山積みのことでしょう。それらが迅速に解決されて、被災者の方々の大きな大きな悲しみが、ほんの少しずつでも緩和されて前に進めますように、そう心から願っています。
亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
【このブログ記事を読んでくださった皆様へ】
①「九州北部豪雨災害による被災者支援等について」
②「がんばろい八女」復興支援Tシャツ
TEL(0943)23-3959
③「東日本大震災・義援金受付」日本赤十字社の窓口のURL
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