
主人公のバッタは、ずっとしげみに隠れて暮らしていました。
仲間がカエルに食べられたりするのを見ながら、びくびくとおびえて生きていました。

ある日、バッタは、もうこんな生活はいやだ!としげみを出る決意をします。
おそろしい目に遭いながらも、バッタは死にものぐるいで飛び続けます。
ところが、ついに力尽きてしまいそうになった時、バッタは自分の背中についている4枚の羽に初めて気が付きました。

それは、今までに一度も使ったことのないものだったけれど、バッタは夢中でその羽を動かします。
するとどうでしょう。
バッタは、自分の羽で自分の行きたい方へとどこまでも飛ぶことができるようになったのです。

そしてバッタは、はるか遠くに飛んでいって、物語は終わります。
初めて何かを経験することによって、それまで気づかなかったことに初めて気づくことだってあるんだよ、やってみないとわからないことだってあるよ、という勇気を私に与えてくれる絵本です。
日々の生活の中で、大なり小なり、何かに迷ったり、ためらったり、いろいろなことがあります。
そういう時、私は、まだ自分で気づいていない羽が背中についているのではないだろうか?なんて、都合良く考えて、GO!GO! と進み続けております(笑)
「とべバッタ」
偕成社 1988年7月1刷 2002年8月52刷
定価1470円
【このブログ記事を読んでくださった皆様へ】
①「九州北部豪雨災害による被災者支援等について」
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smr2030 (金曜日, 20 7月 2012 16:55)
「とべバッタ」良いお話ですね。感激しました。何でもない絵本かも知れませんが、味わい深い話で人生の参考になります。絵本とはこんなに素晴しいものか・・・再認識しました。
株式会社ダブルレインボー (水曜日, 25 7月 2012 12:12)
smr2030様
この「とべバッタ」は、私が本当に大好きな絵本の一つです。いつも心の片隅に置いています。
すんたん (水曜日, 29 5月 2013 20:01)
小学校の読み聞かせボランティアをしています。今日は
2年生の教室でこの本を読んできました。
力強い大胆なタッチのイラストが目にとまって
何の気なしに手にした本でしたが、読んでみてそのメッセージの
深さに驚き、感動しました。
オトナでも心打つ絵本、今度はちょっと大きい5年生に読んでみようと思います。
株式会社ダブルレインボー (木曜日, 30 5月 2013 07:18)
すんたん様
「とべバッタ」は、絵本好きな私の本当に大好きな一冊です。何かに迷ったりした時に、勇気をもらっています。
今まで使ったことのない自分の背中の羽に気が付くって、大人もハッとさせられますよね。