昨日の夕方のことでした。
出先から帰る途中、デパートの地下で家族の夕ご飯のお惣菜を買っていました。
煮物などのお惣菜のお店で、「こんにゃくを6個ください」と言ったら、もう5個しかありませんでした。仕方ないので5個だけもらって、今度は煮卵を「6個ください」というと、今度はそのまま6個買えました。
その時、煮卵は家族の人数分あるからいいけれど、こんにゃくは、6人で5個かぁ。う~ん、上手に切らないとなぁ、なんて思いながらお金を払いました。
次はお寿司屋さんへ。
商品を袋詰めしてもらいながら、「割り箸は何本入りますか?」と聞かれ、「6本お願いします」と言った時に、自分で「…? (そうだったっけ?)」となんとなく気になりました。
そして、
「あっ! うちの家族5人だった!」 と気がつきました。
「(割り箸は)5本でいいです」と言い直した途端、涙があふれてきました。
もう何年もずっと6人家族だったから、買い物の時は、いつも6個、6切れ、6本って買ってきました。
同居の主人の父が、この4月に亡くなって4ヶ月が経ちました。お葬式でみんなで見送って、初盆も終えて、ちゃんとわかってるはずなのに、でも、家族がいなくなるって、こんなことなの? と自分に問えば問うほど涙がこぼれました。いつも当たり前で自然だったことが、当たり前でなくなるのですね。
6個から5個へ。それにあらためて気づいて、また泣きました。
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